1時間並んで、まだ列の半分にも届いていない。

飲み物も、食べ物も持っていない。

日曜の朝、お祭りの屋台の列で、
僕はけっこう本気で困っていました。

お祭りの屋台へ続く長い行列

「そこまで並ぶことある?」と疑っていた

きっかけは、家族に頼まれたこと。
お祭りに出ているベビーカステラ屋さんに、並んできてほしいと。

長く並ぶらしい、とは聞いてたんですよね。
でも正直、「少し早く行けば、そこまで並ぶ必要ないんじゃない?」って疑ってて。

だから何の準備もなく、無防備なまま行ってしまった。
向かう途中に「あ、日傘持ってきてればよかったなぁ」と思ったぐらい。

着いてみたら、予想以上に長い列。
しかも、ちょっとずつ、本当にちょっとずつしか進まない。
ほんのわずか10メートルでも、15分、20分かかるような感じ。

妻と娘は、受験の模試に出かけていて呼べない。
飲み物もないし、どうしようと。

やめるという選択肢も、頭を少しよぎりました。


背筋がずっとこわばっていた

きつかったのは、喉の渇きだけじゃなくて、後ろの人がかなり間を詰めてくるんですよ。

僕、背後に人が来るのが、結構苦手なんですよね。

背筋がずっと緊張していて、嫌な汗がじわっと背中に出る感じ。
たまに体を横に向けて、なんとかごまかしながら並んでました。

このタイミングで買えるのは、このタイミングとこのお店しかない。

それでも列を抜けなかったのは、家族をがっかりさせたくなかったからです。

だから、ひたすら我慢して待ってました。


妻が来てくれて、結局2時間半

並び始めて1時間半くらい経った頃、模試が終わって、妻が駆けつけてくれました。

その前に「非常食と飲み物を持ってきて。生きるために」みたいなメッセージを送ってたんです。
非常食と飲み物を持ってきてくれて、これで本当に助かりました。

そこからは二人で並び続けて、最終的に2時間半。

ベビーカステラの屋台

最初の考えが甘かったなぁと、あとあと思いました。


捉え方を、少しずらす

並んでいる間、ただ苦しかっただけかというと、そうでもなかったんです。

僕はコンテンツの副業をしているので、待っている間も、スマホでいろいろと進められたんです。
列は進まなくても、手元は進む。

それと、あとから思ったことがあったんですが、捉え方を少しずらすだけで、同じ時間の意味が変わってくるんですよね。

正直、「おいしい」とさえ思える出来事。

「2時間半も並んだ」で終わらせると、ただしんどかった日になりますけど、「この体験、ブログに書けるな」という捉え方をすると、
嫌な思いも、嫌な汗も、甘かった見通しも、妻が来て助けてくれたときの安心感も、全部材料になる。

苦しかったことも、そこを乗り越えた体験も、アウトプットにできる。

コンテンツを副業にしていてよかったな、と思うのは、こういうときです。
すべてが、題材になる。まさにこれなんですよね。

あと、親としての気持ちもあって、葛藤しながらもやり切る。
このくらい頑張ったんだよ、という姿勢を見せることで、娘にも頑張ってもらえたらいいなと。

パパなりの愛情表現になってたら、うれしいです。


来年は、違う戦略で

ベビーカステラは、想像していたとおり美味しかったです。
でも今回のは、より特別に美味しく感じました。
当然、家族全員で楽しみながらいただきました。

袋いっぱいのベビーカステラ

やっぱり、乗り越えた苦境が辛ければ辛いほど、達成した瞬間は、より味わい深くなる。

そう思えると、何事も、苦労してきたからこその瞬間が、いつか来るはず。
僕たちは、そういう瞬間のために頑張っているんじゃないかな。
そうとも思えてきました。

ちなみにこのお店、別の場所だともう少し並ばずに買えるらしくて、来年は違う戦略でいきたいと思います。

あなたの最近の「しんどかった時間」は、どんな材料になりそうですか?